5月13日(水)おてんとさまが見てござる
- 公開日
- 2026/05/13
- 更新日
- 2026/05/13
校長のつれづれ日記
「中学校道徳読み物資料集」(文部科学省)に『仏の銀蔵』という話があります。
銀蔵という金貸しが、人々に高い利息でお金を貸しては、証文をたてに厳しく取り立てていた。ある時、カラスが足にこの証文をからませたまま飛んでいき、証文が無くなった。後日銀蔵に手紙が届き、「寺の賽銭箱に20両入れれば返す」という内容だった。銀蔵は20両入れたのに何事も起きなかったため、寺の住職に金を返せと迫った。住職は「入れた証拠がない」と言う。 生活に困った銀蔵は、食べるものを求めて、かつて金を貸し厳しく取り立てていた人々の家を回った。さすがに哀れだと思った人々は食べ物を分けてやるとともに、少しずつ返せるだけの金を返してやるようになった。銀蔵は証文もないのに、なぜ人々が金を返してくれるのか理解ができなかった。 人々は言った、「生活は苦しいが、ずるい生き方はしたくねえ」「お天道様が見てござる」
☆時々、太陽を見ると小学校・中学校の頃、祖父・祖母から「ずるいことはしてはいけない。間違ったことはしてはいけない。人の嫌がることを言ってはいけない。人として正しく生きなさい。見る人はちゃんと見てくれている。だれも見ていなくても、おてんとさま(お天道様)が見ている。」と言われたことを思い出します。そう言われると,心の中にもう一人の自分がいるような気がして、誰も見ていないから、ちょっとくらいはなどと、自分を裏切るわけにはいかないような気持ちになります。
「誰も見ていないと思っていっても、おてんとさまがみているんやよ」「おてんとさまが、ちゃんとみているんやよ」目にうつらないモノからメッセージが聞こえてきます。まさにひまわり信条「いつも太陽に向かって咲く ひまわりのように 明るく正しく生きよう」そのものです。
今日も、おてんとさまが見守ってくれる一日です。