生成AIと上手に付き合う!?
- 公開日
- 2025/06/10
- 更新日
- 2025/06/11
学校の様子
6月10日(火)
2階2年生のフロアに、保健体育科保健分野の授業で作成した「たばこ啓発ポスター」が掲示されています。生成AIに指示を出して作成したということです。各自が伝えた情報と意図はさまざまです。自分がイメージしたポスターに仕上がったでしょうか。瞬時にしてポスターが完成する、大変便利な物ですね。今後、別のことで活用することがあれば、ある程度の情報と意図を伝えて、生成AIと対話を重ねていくことが大切なのではないかと思います。人と対話を重ねる、生成AIと対話を重ねる、どちらも同じですね。
ChatGPTをはじめとする生成AIは、私たちがふだん使っている話し言葉を使って、コンピュータに指示出しできる画期的な仕組みです。「これって何?」と聞けば答えてくれますし、「これやって」「あれやって」と指示すれば、さまざまな作業をしてくれます。生成AI の最大の特徴は、私たち人間に比べて、圧倒的に作業が速いということでしょう。そのため人間に代わるものとして、もてはやされています。しかし、何でもできる万能な仕組みではありません。使い方を間違えると、期待する効果が出ないこともあります。今後も賢く生成AIを活用していくために、注意しなければならないこともあります。一つめは、回答の確実性です。生成AIは回答の確実性が担保されてはいません。二つめは、回答が正しいとは限らないということです。生成AIは、確率論に基づいて返答する機械なので、回答が正しいという保証はありません。どんなテクノロジーも使い方次第なので、メリットもデメリットもあります。せっかく登場した便利な道具に対して、最初から否定して使わないのではなく、「ともに生きる」道を模索してくことが賢い選択といえそうですね。