学校日記

11月13日  「い~いいね」×3

公開日
2025/11/13
更新日
2025/11/13

R7年度

 登校時、児童玄関に立っていると、最近、低学年の子が玄関前にあるアサガオの鉢に近寄り種を集めています。「たくさんとれた!」と嬉しそうに見せてくれたこともありました。朝、種とりを楽しみにしているようです(写真1)。自分が育てた物に関心を寄せるって、いいね。そして、校内をまわると、音楽室で楽しそうに楽器を鳴らしているグループを見かけました(写真2)。それぞれで、楽器の音を合わせて楽しんでいて、いいね。さらに、授業が終わりそうな高学年の教室を見てみると、習字の道具を丁寧に片付けている姿を見かけました(写真3)。勉強道具を大切に使っている感じがしました。いいね。

 ほんの一部の紹介ですが、「たんタイム(探究)」を始めてから、授業の学習場面も含め、学校生活内で生き生きしている姿が増えたように感じています!


 さて、11月7日の記事より生活科・社会科・体育科・国語科について、探究的な学習と関連した内容を記してきました。この4教科は、11月14日に金沢市教育委員会より新金沢型学校教育モデルの推進校として指定を受け金沢型探究スタイルについて研究してきた一部を公開発表会として、授業を行う教科でした。当日は市内の学校からたくさんの先生方に授業を参観してもらいます。特に、伝えたいことは、探究スタイルであっても、一番大切なのは各教科の資質・能力を育むことです。その現れが「的な」という言葉です。小・中学校は探究的な学習です。以前、総合的な学習の時間が導入されたときも、文科省では「総合学習」ではなく多々議論があり「総合的な学習の時間」となりました。今回も、あくまで「探究的な学習」で、「的な」がつきます。従来のように資質・能力を育むために教師の指導や支援は欠かせません。これを踏まえ、本校職員と下の青マーカー部分を共有して取り組んできました。その研究の一端を披露しることになります。これからの学校教育の流れは、次の3段論法でとらえると納得いただけるでしょう。

①探究的な学習を行うことで、各教科の主体的・対話的で学びが実現し、確かな学力の育成になる。

②より主体的な意識で学習に臨むことは、特に自分の「好き」を見つけ、「得意」なことの力が育まれる。

③自分の「好き」「得意」が生かされ、より一段と「創造力」が育まれる。学齢が上がるにつれ「自らの人生を舵取りする力」「民主的で持続可能な社会の創り手」を育成することになる。