今日は楽しみにしていた「弓削田健介さんのコンサートの日」でした。ラッ校長は今年戦後８０周年の年に、みんなで歌える曲を探していたところ弓削田さんの「Orizuru」と出会いました。そして、５，６年生が連合音楽会で歌うことを決めて以来、本校にお呼びしてやすはらっ子に弓削田さんの歌を聴かせてあげたい、そして弓削田さんに「Orizuru」を聴いてもらいたいと思っていました。その願いが今日ついに実現しました。

　９月のはじめにコンサートがあることを子供たちに知らせ、弓削田さんのマネージャーさんから「 Dream&Dream～夢をつなごう～」「しあわせになあれ」「手をつなごう～共に生きる～」「図書館で会いましょう」「 いただきます」の５曲を紹介してもらっていたので、毎日、朝の歌やお昼の放送で聴いたり歌ったりしました。そして、５曲の中から好きな曲の人気投票をして当日歌う曲を決めたりなど、弓削田さんの曲と触れる機会を多くもち、コンサートに向けての気持ちを盛り上げることに努めました。また、本校の子供たちはノリは良いし、反応も良いのですが、話を聴くのが苦手で、おしゃべりを始めたら止まらない子が少なからずいるので、音楽を聴くマナーについても担任の先生方から指導してもらいました。

　本校の子供たちは「指導すればしっかりとできる子供たち」なので、今日は話を聴くときには聴くこと、マナー良く鑑賞できました。それは、１時間、子供たちを心をグッとつかみ、飽きさせない歌声と面白くて感動するトークによるものだと思いました。その証拠に、今日提出分の子供たちのコンサートの感想に目を通しましたが、よく聴き、感じ、考えている子供たちがほんとうに多くいました。ラッ校長は、弓削田さんに来ていただき、コンサートを開いてとてもよかったと思いました。

　５，６年生は、「Orizuru」を作詞・作曲した弓削田さんにこれまで練習してきた歌を聴いていただき、アドバイスをいただくという心に残る特別な時間を過ごさせてもらいましたね。教えていただいたアドバイスを残り２週間あまりの練習に精一杯生かしてほしいと思っています。そして、この歌を毎年歌い継いで、平和の大切さを感じ、戦争のない未来をつくっていく自分たちの思いを新たにしてほしいと願っています。

　弓削田健介さん、そしてこれまで準備や連絡等でお世話になったマネージャーさん。本日は、ご縁をいただき、子供たちにとって心に残る良い時間を過ごさせてもらいました。本当にありがとうございました。

【感想の一部を紹介します。ほんの一部ですので、後日全てを弓削田さんにお届けします。】

うれしくなったからかんどうしました。きれいなきょくで歌いながらひくとはとてもすごいなとおもいました。つぎも来るときすてきにひくのをみせてほしいです。わたしのすきなきょくはしあわせになあれです。（２年１組）

目をつぶって自分の名前を心の中でくりかえしたら、お母さん、お父さん、お兄ちゃんから自分の名前がよばれているかんじがして心があたたまりました。（３年２組）

世界を旅しながらいろいろなメッセージが曲の一つ一つにうめこまれ、いろいろな思い・いのりがあった。「Orizuru」でアドバイスをもらって、もっと歌う自信がつきました。コンサートでいろいろな話が聞けてうれしかった。（５年１組）

生まれてきたことへの感謝、今日という大事な人生、名前といういのり、今まで大して深くも考えなかったことが、一気に広がったような気がしました。図書館のような知しきをひろげる車？みたいなもの。私は大きくなったら弓削田さんの思いを受けつぎたいです！ずっと応えんしてます。（５年１組）

音楽は聞く人にえがおをあたえてくれるまほうだとぼくは思い、このまほうはかみさまからのおくりものじゃないかと、きっとかみさまが声をくださった理由は、みんなをえがおにするためじゃないかと思いました。だから人をきずつける言葉はぜったいにはっしてはならないとコンサート中にずっと思っていました。これからも全国の人々に弓削田さんの声を聞かせてください。（６年２組）

弓削田さんが最初歌った「ハナミズキ」から、最後の「手をつなごう」が、歌ってこんな感動を届けてくれるのかとか元気を届けてくれるのかと思いました！！いっぱい歌を知ろうとも思えました！！これからもお身体に気を付け、すばらしい歌を広めていってください！（６年２組）