６年生宿泊体験学習の２日目は「イワナつかみ」「川遊び」でした。天候にも恵まれてとても充実した活動ができました。

まずは「イワナつかみ」の活動でした。イワナはヌルヌルしてつかみにくかったのですが、頭と腹の方をぎゅっとつかむことのできる子は、何匹もつかまえていました。結果的には、参加した児童の数を大きく上回るイワナをつかむことができました。その後、イワナをさばいて調理しました。お腹の中から内臓を取り出し、血合いの部分をきれいにして、金串を刺しました。イワナつかみ、イワナの調理とも、得意な児童が苦手な児童の分も助けたり、教えたりしながら、活動を楽しんでいました。

イワナが焼き上がるまでは、上流の堰堤（えんてい）に向かい、川遊びをしました。雪解け水、湧き水は、水温が低く、しばらく入っていると足が凍りそうでしたが、頭から水をかぶったり、友だちと水を掛け合ったり、飛び込んだりと川遊びを思う存分に楽しんでいました。

自分の調理したイワナが焼き上がると、熱々のイワナを美味しくいただきました。白山ろく少年自然の家のイワナは、じっくりと炭火で焼いていただけるので、頭の骨から背骨まで全部食べられます。ほとんどの児童が、残さずに全部食べていました。「生き物の命をいただく」ことを実感することができたと思います。多くつかまえたイワナもおかわりしたい子が、たくさん食べていました。

退所式では、少年自然の家の方から大切にしてほしいこと２つのお話がありました。大切にしてほしいこと２つは「仲間」と「自然」でしたね。今回の宿泊体験学習では、仲間と声をかけ励まし合ったり、協力し合ったり、仲間がいるから楽しめたりしたことがたくさんあったと思います。また、雨上がりのぬかるんだ道の登山では、転んだり、虫に刺されたりしましたが、山に登ることで雄大な景色や豊かな自然、動植物を見ることができました。イワナつかみでも川の流れや冷たさ、川原の大きな石を乗り越える中で、自然を実感することができたと思います。今回の合宿をとおして学んだことを、小学校生活のいい思い出として忘れずにいて欲しいと思います。

今年度より、６年生の宿泊体験学習は、子供たちの健康や安全面を第一に考え、１泊２日としました。帰ってきた子供たちの顔を見ると、疲れとともにやりきった満足感を感じました。子供たちは２日間よくがんばり、とても充実した活動になりました。保護者・ご家族の皆様方の準備やご支援に心より感謝申し上げます。