校長より
令和6年4月 校長メッセージ
桜の花が咲き始める春は、新しい年度の始まりを彩っています。子供たちが胸躍らせる新学期が始まりました。本日、新任式、始業式、そして入学式を行いました。湯涌小学校の児童は34名、芝原中学校の生徒は25名、計59名で令和6年度をスタートします。教職員は心を一つにして、一人一人を大切にその成長を見守り育てていきます。今後とも本校の教育活動に、ご理解とご協力をよろしくお願いいたします。
◆新入生へのメッセージ(入学式の式辞から抜粋)
小学生の皆さんに頑張ってほしいこと3つお話しします。
1つ目は、「自分の命、そして家族やお友達の命を大切にする」ことです。いろいろな病気に負けないように、ご飯をしっかりと食べ、よく寝て、丈夫な体を作ってください。また、道路を歩くときは、自動車や自転車に気をつけて、よそ見せず歩きましょう。
2つ目は、「お友達と仲良くする」ことです。いろんなお友達と話したり活動したりして、お友達のいいところをたくさん見つけてください。
3つ目は、「楽しくお勉強し、自分の大好きなことを見つける」ことです。いろいろな勉強の中で、自分の好きなことをいっぱい見つけてください。そして、先生やお友達の話をちゃんと聞くことができるようになりましょう。それが「わかった・できた」のはじめの一歩になります。
中学生の皆さん、芝原中学校には「清心・進取・剛健」という校訓があります。「清心」とは澄みきった心で個性豊かであること、「進取」とは変化に柔軟に対応し、常に新たなことに進んで挑戦していくということ、そして「剛健」とは明るくたくましく健康であることです。先輩方の率先して働く姿をお手本とし、さりげないやさしさや温かさのある校風や伝統をしっかりと受け継ぎ、中学生として何をすべきか、自分で考え、正しく判断し、行動できるようになってください。学校は勉学に励む場であるとともに、人間関係を学ぶ場でもあります。この3年間でいろいろなことに挑戦し、その様々な経験の中から、この湯涌・芝原の地を大切にする心と社会の中で生きていく力をしっかりと身につけてほしいと思っています。
◆始業式でのメッセージ(始業式の校長の言葉から抜粋)
小学2・3・4年生には昨年「自分のことは自分でできるようにしましょう」と言いました。できている人は自分のできることを増やしたり、内容のレベルアップをしたりしてください。自分でできるようになることが大事です。
5・6年生の皆さんには自分のことだけではなく、相手の立場に立って考え、小学校全体をみて行動することを期待しています。それが高学年としての役割を果たす、また、1つステップアップするということです。
中学生の皆さんに日本を代表する自動車メーカーの一つ「HONDA」の創業者本田宗一郎さんの言葉「失敗することを恐れるより、何もしないことを恐れろ」を紹介します。失敗するのは誰しも嫌なものですが、失敗から学ぶことはたくさんあり、心に残るものです。失敗したら、次同じ失敗をしないためにどうしたらよいか考え、そこからまたスタートすればいいのです。皆さんには、勇気を持っていろいろなことにチャレンジしてほしいと思っています。そのことが、自分の視野を広げ、将来に向けて自分で自分の道を切り開いていく力になると思います。そして、お互いに思いやりの心でかけがえのない学校生活を楽しんでください。その経験が自分を高め成長させることにつながります。目標の実現に向かって、そして自分のステップアップのために、失敗を恐れず、チャレンジしていきましょう。
皆さんが、元気に学校に来てくれることを、毎朝、楽しみに待っています。
校長 折戸 陽子