最近、ニュースや新聞などで話題になることがある「部活動の地域展開（地域移行）」ですが、金沢市でも少しずつその流れが始まっています。金沢市は範囲が広く、活動の受け皿となる団体等も多岐に渡る現状があるため、本校ではまず「柔道部」がその事業に関わっていくことになりました。

まず初年度は、土日の活動日の一部を「金沢柔道クラブ」から派遣される講師が柔道部員を指導するのですが、今日がその第１回目ということで、金沢市の担当者の方も視察に来られました。

国（スポーツ庁）が掲げる大きな事業の一つであり、全国的にも試行錯誤が続いていますが、大切なことは中学生が「やりたい！」と思える活動を持続可能な形で整備していくことです。

教員の多忙化改善にもつながる取り組みの一つになることも期待されていますが、これまで教員の善意で成り立っていた部分が非常に大きいため、運営費や移動費、責任の所在といった課題も山積しています。少しずつ確実に進んでいくことを期待しています。