ひまわり祭「絆」までの道のり③
- 公開日
- 2026/10/24
- 更新日
- 2026/10/24
校長のつれづれ日記
私が、担任をしていた頃の学級通信です。
合唱は各自が自分のパートを歌いきるだけでは完成できません。自分のパートを頑張りながら、他のパートとのバランスを考え、美しいハーモニーになるように、音量、強弱、響かせ方等を微妙に調整していきましょう。もうすでに声は、どこの学級により出ています。自信を持ちましょう。
ここまで、色々ありましたね。38人で、歌の完成度を高めるために、最後の合唱コンクール。後輩たちに3年生の姿を残すために努力してきました。最初の頃は、なかなかまとまらず、人間どうしの摩擦が生じ、合唱以外での問題がクラスで生まれました。教室に入れなくなった人や仲間との関係がこじれて、学校に足が向かなかった人もいました。
すべては、担任の私の責任です。最優秀賞を獲得することで、自分たちのクラスが一番なんだという、名誉を目指し、合唱を仕上げることばかりを優先し、大切なことを見落としていました。何のための合唱コンクールなのか、真の目的を見落としていました。みなさん、本当にすいませんでした。競い合うことで得られる部分もありますが、みなさんが、何を望んでいるのか、どんな合唱にしたいのかをおろそかにして、私のわがままにみなさんを付き合わせてしまいました。反省しかありません。
そんな、私たちのクラスを救ってくれたのが、Iさんでした。Iさんは、中学校を卒業したら、家庭の関係で、県外の高校を受験する予定になっていましたが、そのことを言えずにいました。クラスが、ばらばらになりかけた時に、合唱コンクールに向けての一人一言のコーナーで、そのことを書きました。そして、合唱コンクールへの思いを書き綴りました。「みんなと一緒に合唱を楽しみたい。この合唱曲を卒業しても、思い出の曲として、ずっと大事にしていきたい」その一言が、クラスを救ってくれました。
各パートごとに休み時間に何度も何度も練習したりする姿を見かけました。仲間と関係がこじれた人同士が、泣きながら話をしている場面も目にしました。あとで聞いた話ですが、お家に尋ねていったという話も聞きました。一人一人が、無関心ではなく、クラスの仲間に目を向けてくれました。
人前で歌を歌うことがやっぱり苦手だけども、自分のできる限りの力で、クラスのために頑張ったりするなど、歌が好きな人、苦手な人など、終礼後に習い事に行かなければいけない人をみんなで、温かく送り出すこともできました。習い事を休んで、終礼後の練習に参加する人も出てきました。気持ちの入れ方が違う者どうしが、お互いを認め合い、お互いの頑張りを称え合いました。
色々ありましたね。当日の合唱では、合唱コンクール準備期間を通じて、自分たちが経験したすべての思いを歌に込めて、今までの最高の合唱を作り上げましょう。
⭐懐かしい思い出が蘇ってきました。(;^ω^)