11月7日(月)
- 公開日
- 2022/11/08
- 更新日
- 2022/11/08
校長室より
校歌から愛唱歌「校歌について考える全校道徳」が11月4日(金)4限行われました。今回は昭和音楽大学教授 作曲家 後藤洋先生をお招きし、小将町中校歌が新 長町中へ愛唱歌として受け継がれることについて、作曲家のお立場からお話をしていただきました。
本校の校歌は室生犀星作詞、山田耕筰作曲の珠玉のカップリングであり、1題のみの構成となっており、その歌詞には「小将町中」の固有名詞はありません。また、犀星が創ったこの文語詩の歌詞は、美しい金沢の自然美、人と人とのつながりの大切さを強調しています。耕筰はこの歌詞に、言葉のアクセントを自然な流れとなるよう作曲しています。そこには言葉に合わせた拍子とし、また、多くの校歌は行進曲風のものが多い中、テンポはゆるく流れて祈るように、と記されていること、ただし、音楽が前向きになるように付点8分音符+16分音符のリズムを使用し躍動感を表していること等、後藤先生から学びました。
愛唱歌として受け継がれていく校歌。郷土金沢の美しい景色、その風土に育つ人のつながり、美しい流れるような旋律を通じて、本校から世界に発信できるよう、生徒と一緒に考えています。